いつ効果が出るの？
鍼の効果には、施術直後に出る「直後効果」と、一定期間経った後の「遅延効果」の2種類があります。例えば美容鍼によるコラーゲン産出誘発作用は傷を治す過程で生じるので「遅延効果」です。肌の悩みを解決するまで時間がかかる場合もあります。

🌸アンチエイジング（遅延効果）
若返りやアンチエイジングに美容鍼は効果◎。小じわ、たるみなどの大きな要因はコラーゲンやエラスチンの減少です。美容鍼でコラーゲンなどを増やすことで改善が期待できます。また、肌の奥の真皮まで刺激できるため、かたくなった表情筋をほぐす効果が期待できます。ほうれい線（小鼻の横から口角に向かってのびる線）やゴルゴライン（目の下から頬にかけて斜めに入った線）、マリオネットライン（口の両端から下へ垂直に入った線）の「三大老けライン」や、乾燥ジワ、紫外線ジワ、表情ジワなど、種類もさまざま。このようなシワやたるみは化粧品ではカバーできないため、予防と改善が必須です。

🌸傷痕、ストレッチマーク（遅延効果）
傷痕やストレッチマークに鍼をうつことによって外見を改善する効果が期待できます。手術痕などでも改善が報告されています。

🌸くま、くすみ（直後効果）
皮膚の血行不良や代謝の低下、乾燥、角質層が厚くなるなどが原因で生じる「くま」や「くすみ」。また、スマホの見過ぎや睡眠不足などでも生じます。ついつい化粧品で隠すメイクに頼りがちですが、実は美容鍼で即効性を感じやすい分野。鍼で血流が改善されると、くまやくすみも消えて肌もトーンアップ！顔が明るくなった、化粧のノリが良くなった等、効果を実感しやすい分野なのです。美容鍼でターンオーバーも促され、透明感のあるお肌を目指すことができます。​全身の血液循環と併せての施術がお勧めです。

🌸むくみ（直後効果）
水分代謝の低下で生じやすい「むくみ」。お酒の翌朝のむくみは、アルコールやおつまみなどの塩分・糖分の摂り過ぎ。夏のむくみは冷たいものの摂り過ぎや冷房などの冷えが原因。夕方のむくみは座りっぱなしや立ちっぱなしの血行不良。ほかにホルモン周期や睡眠不足、疲れ、筋肉量の低下などでも起こります。鍼で代謝が促進されると、むくみスッキリ、小顔効果も！むくみは全身に及ぶ場合が多いため、全身と併せた施術がお勧めです。血行促進や代謝促進に加え、ゆがみや筋肉を整える治療や腎機能改善などの治療もあわせて行うと効果的です。

​😢できてしまったシミ
今のところ美容鍼にシミを薄くする効果は報告されていません。できてしまったシミには残念ながら効果は期待できないようです。

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🌸シミの予防

だからこそ、シミは予防が肝心。紫外線を避け、新陳代謝を促すようなケアが必要です。ターンオーバーを促す美容鍼はシミ予防にお勧めです。28日周期が理想のターンオーバーは、50代では平均75日にもなります。美容鍼でターンオーバーを改善しながら、同時に美白化粧品を併用すると、吸収率アップの効果も相まって、シミ対策に有効です。

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🌸吹き出物

いわゆる「大人ニキビ」」は不規則な生活習慣、睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど、様々な原因で生じます。これらの原因で肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が溜まって毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが発生します。また、乾燥肌の人でも、皮脂の少ない口の周辺や顎にできやすい特徴があります。治りにくく、同じところに繰り返しできやすいので厄介です。鍼治療で肌のターンオーバーを整えて、血行や新陳代謝を促し、吹き出物の治りを早めることができます。同時に吹き出物ができにくくすることも可能です。吹き出物はできる場所によって体の不調の場所がわかるほど、健康状態と直結しています。もとの原因となる不調部分も治療して、吹き出物の改善や吹き出物ができない体質作りを目指しましょう。大人ニキビは内臓の不調やストレスが顔に表れるものですから、鍼で内側から治療していくことがお勧めです。

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🌸乾燥肌

乾燥はシミ、シワ、たるみなど肌の老化のすべての原因になります。お肌の角質細胞の隙間は「セラミド」などの物質が埋めています。このセラミドは角質のはがれを防ぎ、水分を抱え込んでいます。セラミドの生産量が少なくなり角質がめくれあがった状態が、「乾燥」。角質層の水分が30％以下になった場合が乾燥肌です。年齢とともにセラミドの生産量が減るため、加齢とともに乾燥しやすくなります。セラミドはターンオーバーとともに作られます。ターンオーバーを整えることで、セラミドを増やすことができます。美容鍼は肌の保湿成分であるセラミドを増やし、コラーゲンやヒアルロン酸の産出を促す効果もありますので、肌の内部から乾燥を防ぐ効果が期待できます。

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🌸冷え症

冷え症もお肌の大敵。血行不良でくすみやむくみ、乾燥などを引き起こします。しかしこの場合、化粧品などの外部ケアにが限界があります。鍼治療を行うことで血流が良くなれば、お肌の状態も改善。昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、様々な病気の原因にもなります。しかし西洋医学では、冷え症は病気ではありませんので、薬での治療はほとんど行われません。鍼や漢方などの東洋医学で対処することが多い症状です。冷え症を改善することで、健康と美の両方を手に入れることができます。

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🌸抜け毛・薄毛

髪のボリュームが少なくなると老けて見えてしまいます。老化や栄養不足、不規則な生活習慣、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、洗い過ぎなどの原因がありますが、頭皮の栄養状態も大きく関与しています。育毛には頭皮の血行を良くする必要があります。また、頭を顔はつながっているため、頭皮の血行不良は肌トラブルにも影響します。頭皮に鍼を打つことで、毛根への血流量をアップさせることができます。東洋医学では「髪は血の余り」と言われています。「血」は生命活動に必要な栄養分を意味し、全身の臓器に回った後に余った血が髪の栄養分として使われると考えられています。血に余裕があるときはふさふさと美しい髪になり、血が不足すると抜け毛や白髪が増えたり、髪の毛が細くなったりします。鍼治療で自律神経を整えて、血液を全身まで届けてあげる治療も有効です。